【ベストセラー】アマチュアの「相撲部屋」が担う相撲少年の育成 - 書籍ダイジェストサービスSERENDIP(セレンディップ)

『大の里を育てた〈かにや旅館〉物語』
小林 信也 著 | 集英社インターナショナル | 208p | 1,980円(税込)


序.能生町が人・人・人であふれた日
1.相撲部屋〈かにや旅館〉の誕生
2.有望な少年たちが集まり始めた
3.中村泰輝(大の里)が来た
4.〈かにや〉の生活と人間模様
5.大相撲の敷居は高かった
6.祝勝会前夜 母たちの証言
7.中村泰輝から大の里へ
8.大の里快進撃の陰に
9.〈かにや旅館〉の未来展望


【イントロダクション】
2025年5月、大相撲の大の里関(本名・中村泰輝)が横綱に昇進した。初土俵から所要13場所での横綱昇進は、横綱が番付上の地位として明文化された1909年以降で最速という。
この快挙とともに注目されているのが、大の里関が中高6年間を過ごした新潟県糸魚川市にある海洋高校の寮、通称〈かにや旅館〉だ。

本書は、大の里関、十両白熊関(本名・高橋優太)をはじめとする大相撲の現役力士10人(2025年7月現在)のほか、多くのアマチュア力士を育てた〈かにや旅館〉を担う、田海哲也氏と妻の恵津子さんの奮闘を追ったノンフィクションだ。
哲也氏は2004年、新潟県相撲チームの監督に就任し、経営していたかにや旅館で、地元の公立学校である能生中学と能生水産高校(現・海洋高校)の相撲部員の寮を兼ねることになった。多感な年ごろの子どもたちと同じ屋根の下で暮らし、相撲の技だけでなく、人間として成長の土台づくりを担っている。今後は相撲による地域活性化にも注力していくようだ。

著者は作家、スポーツライター。雑誌のスタッフライターを経てフリーランス。ノンフィクションやエッセイの執筆のほか、テレビやラジオでコメンテーターとして活躍している。


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