【新書】日米で異なる「クラフトビール」の定義と文化 - 書籍ダイジェストサービスSERENDIP(セレンディップ)

『クラフトビール入門』
-飲みながら考えるビール業界と社会
沖 俊彦 著 | KADOKAWA(角川新書) | 232p | 1,056円(税込)


第1章 ビールとビール産業の基礎知識
第2章 アメリカにおけるクラフトビールの歴史
第3章 日本のクラフトビールとは何か
第4章 クラフトビールを実際に楽しもう
第5章 クラフトビールで考える社会


【イントロダクション】
近年、国内でクラフトビールが人気だと言われる。1994年の規制緩和でビール製造免許における最低年間生産量が2,000キロリットルから60キロリットルに引き下げられ、小規模事業者が増えたことが理由の一つとされる。
しかし、実は日本にはクラフトビールの明確な定義がなく、発祥の地のアメリカとも異なる進化を遂げているようだ。

本書は、クラフトビールについて、アメリカで生まれた経緯や歴史、文化、精神性を解説。日本のクラフトビールについても、アメリカのそれと比較しながら論じている。
アメリカでは、事業者団体によって小規模のブルワリーが「クラフトブルワリー」と定義され、それらの生産するビールがクラフトビールと一般的に呼ばれている。一方、日本には情緒的かつ主観的なクラフトビール観のみがあり、いわば「文化的な現象」なのだという。

著者は、CRAFT DRINKS代表。北米のビールライター組合であるNorth American Guild of Beer Writers正会員(日本人初)。酒販の傍ら執筆活動を行うほか、大学院での特別講義、ビール品評会審査員、セミナー講師なども務め、クラフトビール普及に向けて活動している。


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