【ベストセラー】サプライチェーンの「急所」となる技術の重要性 - 書籍ダイジェストサービスSERENDIP(セレンディップ)

『技術安全保障』
-科学とイノベーションは平和のために何ができるか
山本 晃平 著 | 日本経済新聞出版 | 244p | 3,300円(税込)


 序章 科学技術に携わる者は平和への鍵を握っている
第I部 論理――戦争を遠ざける重要技術とは何か
 第1章 技術で戦争を遠ざける2つの道
 第2章 防衛における抑止と技術
 第3章 経済安全保障における抑止と技術
 第4章 防衛上の重要技術――ゲームチェンジャー
 第5章 経済安全保障上の重要技術――サプライチェーンチョークポイント
第II部 実践――重要技術で戦争を遠ざける方法
 第6章 重要技術の特定――困難と乗り越えるための方策
 第7章 重要技術の創出――求められるイノベーションの視点
 第8章 重要技術の保護――技術を守ることは日本と平和を守ること
 第9章 重要技術の活用――抑止を有効に機能させるための方策
 第10章 技術安全保障政策を実装可能な体制構築と人材育成
 終章 平和のために科学技術に携わる者が今なすべきこと


【イントロダクション】
米中対立といった安全保障環境の変化に、日本政府や企業は対応を迫られている。とくに現代は「技術」が国際情勢に影響を与えるため、経済安全保障重要技術育成プログラム(Kプロ)など、先端技術を「抑止」につなげる取り組みが加速している。
では、どのように技術を安全保障に結びつければよいのだろうか。

本書では、いまの安全保障にどんな技術が、どのように関わっているかを具体例も含めて解説しつつ、複数の専門分野の観点から俯瞰して重要技術を見きわめ、平和維持につなげるための見取り図を示す。
書名にもなっている「技術安全保障」とは、防衛力強化と経済安全保障の強化のための、安全保障上の重要技術の特定、創出、保護、活用を指す用語。技術安全保障は、単独の専門性だけでなく、安全保障、技術、経済、経営の知見の融合が必要となるという。

著者はEYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社に所属。工学博士、学術修士(国際政治分野)。第二期経済安全保障重要技術育成プログラム採択審査委員。


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