【新書】最終製品メーカーの「原料」事業が成功した理由
ビジネス
2025.11.11
『明治製菓カカオ事業部 逆境からの下剋上』
-「仕組み」で部下と顧客の心に火をつけろ!
山本 実之 著 | PHP研究所(PHPビジネス新書) | 224p | 1,100円(税込)
序章 乱高下のキャリア序盤に、種がまかれた
第一部 黎明期 キホンを徹底してやり抜く組織を目指す
第1章 ゼロからのスタート──突然、寄せ集められた社員たち
第2章 市場を知る──未知のレッドオーシャンを攻略せよ!
第3章 チーム力を高める──仲間と共に挑む
第二部 飛躍期 主体性をもって目標達成する「仕組みづくり」
第4章 心を鼓舞する──ビジネスも人も急成長
第5章 勝ち続ける組織の条件──0から70億へ、そして100億へ
第三部 変革期 チームの成長は、リーダーの成長
第6章 夢半ばで、新たな夢へ──「教え育てる」面白さ
終章 チャレンジが人生を変える──学び、歓び、未来を拓け
【イントロダクション】
明治製菓(2009年に明治ホールディングスに統合。現在は明治とMeiji Seikaファルマ)は、「ミルクチョコレート」や「チョコレート効果」といったチョコレートの最終製品で知られる。
しかし、1999年に初めて原料を手掛ける「カカオ事業部」を発足。2020年に年商100億円を超えるまでに成長させた。
本書は、カカオ事業部発足時に課長に任命され、新規事業を0から立ち上げた著者が、いかに顧客を開拓し、他の部門を巻き込み、仲間をやる気にさせながら事業を成長させていったのかを記している。
BtoB領域においてはじめて原料に挑戦するにあたり、BtoC領域で得た知見を強みとする営業方法で他社と差別化し、活路を開いた。また、「志」を共有することや、チームを束ねるための「記憶に残る言葉」の大切さも、エピソードに沿って説いている。
著者はナトラ合同会社代表。1984年に明治製菓に入社後、原料の輸入販売、製品輸出業務等に携わった後、新規事業「カカオ事業部」の立ち上げのリーダー、営業部長として活躍。その後、研修部長として人材開発を担当。明治ビジネスサポート代表取締役社長を経て独立した。
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