【海外書籍】臨床医が立ち上げた治験等代行会社の基本理念
健康
2025.12.04
『サイエンスのその先へ 臨床開発受託機関クリニラボの挑戦』
Beyond the Science: How People, Process, and Systems Transform the Business of Life Sciences
Gary K. Zammit 著 | Forbes Books | 232p
第1部 人と企業文化
第1章 革命を引き起こすもの
第2章 適切な人材
第3章 目標を明確に定める
第4章 働きたいと思わせる環境作り
第5章 チームとして動く
第6章 オープンなコミュニケーション
第7章 「うまくいった」で満足しない
第2部 プロセスとシステム
第8章 治験実施計画書
第9章 プロジェクト計画
第10章 リスクの最小化
第11章 品質とコンプライアンス
第12章 技術の進歩
結論 あなたの役割
【イントロダクション】
医薬品や医療機器の開発では、人での有効性・安全性を科学的に証明するための、治験などの臨床試験が重要な役割を果たす。
近年では世界的に、開発元の企業と提携して業務を代行・支援するCRO(臨床開発受託機関)が活躍し、医薬品・医療機器開発の品質向上とスピード化に大きく貢献しているという。
米国で刊行された未邦訳の本書では、とくに中枢神経系(CNS)分野における臨床試験を行うCRO、クリニラボ(Clinilabs)を創設した臨床医兼研究者が、同社の創業前後のエピソード、理念やビジョン、臨床試験の実施計画書立案に関する実践的知識などを語っている。
2000年創業のクリニラボは、当初は順風満帆だったものの、2008年の世界金融危機をきっかけに倒産寸前にまで陥る。リストラなどで立て直しを図り、そこからASPIREと名づけられた企業理念を掲げるに至ったという。
著者のゲーリー・K・ザミット氏は、クリニラボ創業者兼CEO。ニューヨークのマウントサイナイ医科大学精神科の臨床教授も務める。
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