【海外書籍】2030年に向けたUAEの都市計画が誕生した経緯 - 書籍ダイジェストサービスSERENDIP(セレンディップ)

『アブダビの「未来」をつくる』
-カナダと首長国との持続可能な都市のための協力
Planning the Future of Abu Dhabi: A Canadian-Emirati Collaboration for Sustainable Urbanism
Larry Beasley, Michael White 編著 | UBC Press | 312p


始まり
軌道に乗せる
2030年ビジョンの作成
ビジョンの実現
国家首都地区とマスダール・シティ構想
引き継ぎ
もはや見知らぬ者ではない――アブダビにおけるカナダの遺産


【イントロダクション】
OPEC(石油輸出国機構)からの脱退を表明したことで注目されているアラブ首長国連邦(UAE)は、連邦領土の8割を占め、原油生産やGDPの大半を占めるアブダビ首長国など複数の首長国から構成される。
UAEの首都はアブダビ市に置かれているが、その近代的な都市設計に多大な影響を与えたのがカナダ人専門家だった。

カナダで刊行された未邦訳の本書は、2007年から2012年にかけて実施されたアブダビ首長国の都市計画プロジェクトの経緯や内実について、カナダ人プランナー側の視点から記録したノンフィクション。
当時のアブダビは、石油収入による急速な開発により無秩序な都市拡大が進み、計画機関も規制枠組みも不十分だった。そこで、カナダ、バンクーバーの都市計画共同責任者だったラリー・ビーズリーが首長国の特別顧問に招かれ、多くのカナダ人専門家が集結し、「シャレット」と呼ばれる集中審議により都市計画の枠組みを構築したという。

編著者のラリー・ビーズリー氏は都市計画家、都市デザイナー、教育者、作家として活躍。国際コンサルタント企業Beasley and Associatesの創業者。マイケル・ホワイト氏は、北米、中東、アジアにおいて26年にわたる経験を持つ都市計画の専門家。ブリティシュ・コロンビア大学においてチーフ・プランナーを務め、自治体レベルの都市計画を担う60名からなる学際的なチームを統率している。


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