【新刊】堅牢な暗号が解読される危機にどう立ち向かうか
テクノロジー
2026.08.05
『量子コンピュータ時代の金融セキュリティ』
山本 英生 監修 | 土田 真子/小黒 博昭/矢実 貴志 編著 | 加藤 拓己/川又 裕也/磯部 太吾/横田 里穂/野田 千晴 著 | 金融財政事情研究会 | 212p | 2,420円(税込)
第1章 テクノロジーの進化がもたらした暗号技術解読の脅威
第2章 量子コンピュータとは何か
第3章 暗号技術解読への打ち手「耐量子計算機暗号」
第4章 金融機関における移行タイムラインと7つの留意点
第5章 量子コンピュータとともに描く金融ビジネスの未来
【イントロダクション】
AIの動向に注目が集まりがちだが、同じく新時代の先端技術である「量子コンピュータ」の進歩もめざましい。実用化の後には、特定の問題についてスーパーコンピュータをはるかに上回る計算能力が期待されており、社会の基盤を根底から変える可能性すら秘めているとされる。
特に影響を被る業界の一つが金融である。
本書では、量子コンピュータという革新的技術が金融業界にもたらす脅威と機会を俯瞰し、技術的な解説のほか、海外の専門機関や日本政府などの対応について伝えつつ、未来に備えるための指針を提供している。
高速計算が可能な量子コンピュータには、金融業界においては、ポートフォリオ最適化などによる新しい投資戦略や金融派生商品の誕生に寄与することが見込まれている。だが一方で、現状のセキュリティのための暗号を解読してしまうという脅威が指摘されており、早期の対策が検討されている。
監修者の山本英生氏はNTTデータ 金融イノベーション本部ビジネスデザイン室統括部長。編著者の土田真子氏は同ビジネスデザイン室・部長、小黒博昭氏はNTTデータ テクノロジーコンサルティング事業本部テクノロジーコンサルティング事業部・テクニカルグレード、矢実貴志氏はNTTデータグループ 技術革新統括本部Innovation技術部・部長。
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