【新書】なぜ「気候変動対策」が紛争の火種になるのか
環境問題
2026.09.08
『気候紛争』
-たった「2℃」が起こす戦争
関山 健 著 | 光文社(光文社新書) | 216p | 990円(税込)
第一章 気候変動がもたらす災害と混乱
第二章 気象災害がもたらす紛争
第三章 気象災害が紛争を招く条件と確率
第四章 気候変動対策がもたらす紛争リスク
第五章 気候紛争に対する各国の政策
第六章 日本の気候紛争リスク
【イントロダクション】
日本では毎年のように最高気温が40℃を超える日が出現し、「酷暑日」という名称まで決定した。海外に目を転じれば酷暑や水不足など、異常気象による自然災害が頻発し人々の生活を揺るがしている。
環境保護といった対策が取られる中、近年は気候変動に関連する新たな脅威が浮かび上がってきた。「紛争」である。
本書では、地球温暖化による気候変動が遠因となり、騒乱、暴動、内戦、国家間対立などが引き起こされる「紛争リスク」について、既存の報告書や研究などを参照しながら詳しくまとめている。
環境の変化によって食糧不足、移民・難民の増加などが考えられるほか、国際的に広がる脱炭素化など気候変動対策の推進自体も、社会経済の混乱を引き起こし、紛争リスクとなりうるという。日本においてはいかなるリスクがあり、どんな対応が望まれるのだろうか。
著者は京都大学大学院教授。大蔵省(現・財務省)で予算編成や法令起案など、外務省でアジア向けODA立案や経済連携協定の交渉などの政策実務を経験した後、研究者に転じた。専門は国際政治経済、国際環境政治、気候安全保障。
新規会員登録(無料)をすると本ダイジェストの続きをご覧いただけます。(2026年9月16日まで)会員登録はこちらから
既にSERENDIP会員の方は本ダイジェスト全文を下記から閲覧いただけます。
法人の会員はこちら
個人の会員はこちら