【ベストセラー】発話のほとんどは情報伝達ではなく「働きかけ」 - 書籍ダイジェストサービスSERENDIP(セレンディップ)

『会話の0.2秒を言語学する』
水野 太貴 著 | 新潮社 | 240p | 1,760円(税込)


第一章 コミュニケーション上手になるための「語用論」
第二章 ことばには“奥行き”がある
第三章 あなたは「ネコ」の意味さえ説明できない
第四章 言語化の隠れた立役者たち
終章 世界は広い! 驚きのコミュニケーション


【イントロダクション】
「言語化」や「うまく伝えること」といったコミュニケーションの問題に悩むビジネスパーソンは少なくない。
だが一方で、我々は誰しも普段の会話で驚くべき芸当をこなしている。相手の話を聴き、それを解釈して自分の言いたいことをまとめて発話する、というプロセスを、平均わずか0.2秒の間に行っているのだ。

本書では、会話における発話と発話の間の0.2秒のプロセスに着目し、語用論、統語論、形式意味論、認知意味論といった言語学の理論を散りばめながら、コミュニケーションのメカニズムを、わかりやすい例を豊富に挙げ解説する。
0.2秒のプロセスの第一歩は、相手の話の「解釈」だが、我々は相手の意図を正しく復元するのではなく、「推論」を行っているのだという。

著者は出版社で編集者として勤務するかたわら、YouTube、Podcastチャンネル「ゆる言語学ラジオ」で話し手を務める。同チャンネルのYouTube登録者数は36万人超。


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