【新刊】東南アジア随一の多国籍空間が人気を保てた理由 - 書籍ダイジェストサービスSERENDIP(セレンディップ)

『バンコクの名門 オリエンタルホテル物語』
永宮 和 著 | 彩流社 | 188p | 2,200円(税込)


はじめに――歴史を紡いだ人びと
第一章 ホテルの起源
第二章 世紀末から大戦の時代へ
第三章 ジム・トンプソンとジェルメーヌ・クルル
第四章 新時代を迎えたアジア
おわりに――ふたたび、川の物語


【イントロダクション】
アジア最高クラスのホテルとして知られる一つに、タイ・バンコクのマンダリン・オリエンタル・バンコクがある。
前身のホテルから数えて、2026年に創業150周年を迎える老舗であり、各界の有名人、文化人に愛されてきた。ときに歴史に翻弄されながらも、その格式とホスピタリティを守り続けている。

本書は、オリエンタルホテル(1974年にジ・オリエンタル・バンコク、1985年に現在のマンダリン・オリエンタル・バンコクに改称)のなかで運営にかかわってきた人びとの物語を中心に、ホテル史と時代背景をひもとく歴史ノンフィクション。
オリエンタルホテルの歩みは、タイとインドシナ半島の激動の近代史にそのまま重なる。第二次世界大戦中の日本軍の侵攻により、オリエンタルホテルは日本陸軍の施設として使われ、帝国ホテルが運営を担った。150年の歴史を通して、多彩な、国際色豊かな人物たちが経営者や支配人となり、伝統をつないでいった。

著者はノンフィクション作家、ホテル産業ジャーナリスト。ホテルをテーマとした著作に『「築地ホテル館」物語』『帝国ホテルと日本の近代』(ともに原書房)などがある。


新規会員登録(無料)から有料購読の手続きをしていただくと本ダイジェストの続きをご覧いただけます。会員登録はこちらから

既にSERENDIP会員の方は本ダイジェスト全文を下記から閲覧いただけます。

法人の会員はこちら

個人の会員はこちら