【新書】大河の主人公・秀長が豊臣政権で担った役割とは - 書籍ダイジェストサービスSERENDIP(セレンディップ)

『秀吉と秀長』
-「豊臣兄弟」の天下一統
柴 裕之 著 | NHK出版(NHK出版新書) | 232p | 1,078円(税込)


第一章 秀吉・秀長兄弟の出生
第二章 織田家家臣としての活躍
第三章 本能寺の変後の主導権争い
第四章 豊臣政権の成立
第五章 「天下一統」の達成へ
第六章 秀長の死去と豊臣政権の行方


【イントロダクション】
2026年から始まるNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」。仲野太賀演じる主人公が、羽柴(豊臣)秀吉の弟、秀長である。戦国時代の「天下人」の一人に数えられる秀吉と比べて知名度は高くないが、秀吉の偉業をすぐ側で支え、「天下一統」に欠かせない働きをした有能な武将とされる。
秀長はどのような人物で、どんな功績を立てたのか。

本書では、史料も少なく一般的に知られていない秀長の実像について、同時代の史料をひもときながら描出している。
秀吉より3~4歳下とみられる秀長は、「弟」という立場からだけでなく、その「才覚」を発揮し秀吉の期待に十分に応えることによって絶大な信頼を得ていたという。例えば政治的後見である「指南」役を担い、秀吉に臣従したそうそうたる武将との関係性を築いたり、それを維持する要となっていたりしたようだ。

著者は東洋大学・駒澤大学非常勤講師。「豊臣兄弟!」の時代考証も担当している。著書に『徳川家康──境界の領主から天下人へ』(平凡社)、『清須会議──秀吉天下取りへの調略戦』(戎光祥出版)、編著書に『豊臣秀長』(戎光祥出版)など多数。


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