【ベストセラー】相手と心を通わせる「理解のルーピング」とは - 書籍ダイジェストサービスSERENDIP(セレンディップ)

『相手の本音を引き出す会話の正解』
チャールズ・デュヒッグ 著 | 渡会 圭子 訳 | 早川書房 | 288p | 2,970円(税込)


第一章 調和の原則 スパイのリクルートになぜ失敗するのか
第二章 すべての会話は交渉である ルロイ・リードの審判
第三章 聞くことで癒される 気まぐれなヘッジファンドのスポンサー
第四章 誰も声にしない感情をどうやって聞けばいいのか
第五章 対立の中で心を通わせる 銃について意見が違う人と話をする
第六章 社会的アイデンティティが自分の世界をつくる ワクチン反対派にワクチンを
第七章 特に難しい会話を安全にするためには ネットフリックスにつきものの問題


【イントロダクション】
国内外で、意見や考え方の分断や対立がますます進んでいるようだ。ネット上では、議論や意見交換にもならない言葉の応酬が頻繁に起きており、対立する相手と心を通わせるどころか、意思伝達さえ困難なケースも見受けられる。
そんな中で適切で有意義な「会話」を行うには、どうすればいいのだろうか。

本書では、会話や議論などのコミュニケーションがうまくいかない理由と、それを改善するためにできることを、さまざまな理論や事例を紹介しながら解説している。
会話や議論は、「何をどうするか」という現実的な意思決定、「どう感じるか」という感情にまつわる言葉のやりとり、「私たちは何者なのか」というアイデンティティに関するもの、の3種類に分けられ、スーパーコミュニケーターと呼ぶべき会話の達人は、どの種類の会話が行われているかを察知し、適切な質問ができるのだという。ダイジェストでは、対立の中で心を通わせるのに、感情にまつわる会話が有効であることを示す事例を取り上げた。

著者はジャーナリスト。「ロサンゼルス・タイムズ」「ニューヨーク・タイムズ」のライターを務め、「ニューヨーカー・マガジン」などに寄稿。著書に世界的ベストセラー『習慣の力〔新版〕』(ハヤカワ・ノンフィクション文庫)などがある。


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