【海外書籍】炭素貯留効果が期待される農業の生体/地質模倣
環境問題
2026.07.16
『農業と「生物模倣」』
-生物からのインスピレーションを農業に活かす
Agriculture et biomimétisme: S’inspirer du vivant pour une agriculture
durable et performante
Francis Bucaille 著 | Dunod | 272p
第1章 氷の中に炎の輝き
第2章 バイオミメティクスとジオミメティクス
第3章 黒いカーボン(バイオ炭)
第4章 白いカーボン(石灰質改良材)
第5章 カルシウムの新時代
第6章 炭素――固定か、早期放出か?
第7章 バイオミメティクスと栄養保護
第8章 行動の時
【イントロダクション】
今日、温室効果ガス(GHG)排出量の削減はあらゆる産業が取り組むべき課題となっている。中でもGHG排出量の10%超を占める農業分野では、農地に炭素を蓄積・固定し温暖化ガス排出削減に貢献する「炭素貯留」を軸に、脱炭素の取り組みが始まっている。
農業は気候変動緩和の「地球最大の切り札」となりうるのか。
フランスで刊行された未邦訳の本書では、気候変動や資源枯渇といった現代の課題に対し、生態系の知恵を借りて土壌を再生し、生産性を高めるとともに炭素貯留を実現する具体的な農業手法を科学的根拠に基づき提示。
自然の生態系を模倣するバイオミメティクスや地質を模倣するジオミメティクス、農薬による「副作用」を防ぐニュートリプロテクション(栄養保護)といったアプローチで、持続可能な農業システムの構築を説く。
著者のフランシス・ブカイユは農家、Gaiago社の創設者、土壌が本来持つ力を引き出すバイオスティミュラントおよび生物農薬の設計・技術指導者。
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