【新刊】「愛着AI」にみる人間と人工知能の新たな関係 - 書籍ダイジェストサービスSERENDIP(セレンディップ)

『母を愛していても理不尽な要求は断っていい、とAIは言った。』
-未来予測:わたしたちとAIはどう生きるか
博報堂 メディア環境研究所/山本 泰士 著 | 集英社インターナショナル | 192p | 1,870円(税込)


第1章 AI as Media
    世界主要都市で起きていたAI利用の実態と役割の変化
第2章 AIと私たちの現在地を読み解く
    AI研究者・今井翔太氏との対談
第3章 行動するAIがやってくる!
    世界の最新技術見本市「CES 2026」レポート
第4章 AIに転がされない自分をどうつくるか
    精神科医・益田裕介氏との対談
第5章 人間を中心としたAI、共に生きるAI
    博報堂DYホールディングスChief AI Officer 森正弥氏との対談
「前向きにひらき直った」私たちの未来予測~「おわりに」にかえて


【イントロダクション】
ChatGPTを「チャッピー」という愛称で呼び、友だちのように愚痴をこぼしたり、悩みを相談したりするような使い方が珍しくなくなっている。
自分を否定しない生成AIとの会話は承認欲求を満たすためだけのものだといった指摘もあるが、AIとの会話が孤独を癒し、日々の活力のもとになる一面もあるのは確かだ。

本書では、博報堂 メディア環境研究所が実施した世界4都市の生活者へのアンケートと、東京・上海で実施したインタビュー調査結果をもとに、豊富な事例と専門家との対談から、現在、そして将来の「AIと人類の関係性」を探っている。
インタビューによる事例の中には、書名のもとにもなった、「お金の無心しかしてこない母親についてAIに相談し、前向きな関係にしてもらおうとした22歳の女性」のケースもある。相談に対してAIは「母を愛していても、理不尽な要求は断っていい」とアドバイスし、母親からの理不尽な無心を断る文章を一緒に考えてくれたという。

著者の博報堂 メディア環境研究所は2004年設立の、生活者起点でテクノロジーによるメディア行動の変化を洞察し、前向きなビジネスの打ち手までを提案する博報堂のシンクタンク。山本泰士氏は同研究所所長。2003年に博報堂に入社し、マーケティングプランニング担当、生活総合研究所、買物研究所などを経て2025年6月より現職。


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